雨の日、ワイパーを使うと、時々、視界が不明瞭になることがあるのを経験したことはありませんか?
自分でワイパーブレードを交換しようと考える方もいるでしょう。
カー用品店やホームセンターに行くと、ワイパーブレードには異なるタイプがあることがわかります。
・ゴムのみのタイプ
・アーム付きのタイプ
この記事では、これらのタイプの違いを詳しく説明し、自分で交換を考えている方に役立つ情報を提供します。
(※注意:ここで説明するのは、一般的な国産車のワイパーに関するもので、輸入車や特別なタイプのワイパーには当てはまらない場合があります。)
ワイパーブレードの選択肢と交換方法について
ワイパーブレードの交換を考える際、選択肢は主に2つあります。
それぞれには利点と欠点があり、どちらを選ぶかは重要な判断となります。
まずは、どのタイプを選ぶかを検討しましょう。
ゴムのみのワイパーブレード
【デメリット】
・取り替え作業が少し煩雑
・慣れていない場合、作業に時間がかかることがある
・ゴムだけの交換では、拭きムラが発生することがある
ワイパーアーム付きのセット
【メリット】
・取り付け作業が容易
・作業に要する時間は通常数分程度
【デメリット】
・一部の車種では、カー用品店でアームセットが取り扱われていない場合がある
ワイパーブレード交換前の重要な確認ポイント二つ
ワイパーの長さの確認
ワイパーブレードは、通常、運転席側、助手席側、そしてリアウィンドウに設置されています。
これらの位置ごとにワイパーの長さは異なります。
適切な長さを知らずにカー用品店に行くと、どのワイパーを選ぶべきか迷うことになります。
そのため、購入前には必ずワイパーの長さを確認してください。
ワイパーは400mm、475mmなどミリ単位で販売されているため、メジャーで正確に測定することが重要です。
測定ツールがない場合は、既存のワイパーを取り外して、それを持って店頭で比較する方法が確実です。
ワイパーフックのタイプ確認
ワイパーブレードを取り付ける際、一般的に使われるのは「U字クリップ」タイプのフックです。
ただし、古い車種にはネジ固定式のワイパーアームが存在することもあります。
このような場合、U字フックに適合するアダプターが別売りで提供されているので、それを使って交換することが可能です。
また、輸入車ではフック部分が特殊な形状をしていることがあります。
本記事では一般的なフックについて解説していますが、輸入車など特殊なケースでは異なる場合があるので、ご留意ください。
ワイパーブレード交換のステップバイステップガイド:ワイパーアームセットの交換方法
ワイパーブレードには二つの交換方法がありますが、ここではより推奨できるワイパーアームセットの交換方法に焦点を当てます。
この方法は、比較的簡単で作業時間も短いため、初心者にも適しています。
アームを立てる
ワイパーブレードを取り外す前に、ワイパーアームを完全に立てることが重要です。
アームが半分しか立っていないと、バネの力で元に戻ってしまう可能性があるため、アームが完全に固定されるまで立ててください。
ワイパーブレードの取り外し
左手でアームを持ち、右手でワイパーブレードの取り外しボタンを押しながら、ワイパーをスライドして取り外します。
長年使われているワイパーブレードは錆びていることがあるので、少し力が必要かもしれません。
ガラスの保護
ワイパーアームが突然戻ってガラスにダメージを与えるのを防ぐため、ワイパーブレードを取り外した後は、タオルなどを使ってガラスとアームの間に挟んで保護します。
ワイパーブレードの取り付け
新しいワイパーブレードを取り付ける際は、取り外すときの逆の手順を行います。
左手でアームを持ち、右手でワイパーブレードをU字フックに引っ掛けて、きちんと固定されるまでスライドさせます。
最終確認
ワイパーブレードがしっかりと固定されているかを確認し、実際に動かしてみることもおすすめします。
適切に取り付けられていない場合は、使用中にワイパーブレードが外れる可能性があります。
参考:ワイパーゴムのみの交換
ワイパーゴムのみの交換は、手間がかかることがあります。
アームが錆びると拭き取り効果が低下するため、時々はアームの交換も考慮することが重要です。
メーカーは通常、年に一度の交換を推奨しています。
ワイパーブレード交換のまとめと重要性
この記事を通して、ワイパーブレードの交換方法について理解していただけたかと思います。
ワイパーは、快適なドライブに不可欠な保安部品の一つです。
特に、ワイパーゴムが裂けているような場合には、視界が確保できなくなります。
ワイパーブレードの交換は自宅で簡単に行える作業です。
この記事を参考にして、自分での交換にチャレンジしてみてください。
快適なドライブのためにも、ワイパーブレードの状態は定期的にチェックし、必要に応じて交換を行いましょう。