「ゆうパック持ち出し中」とは？届かない原因と対処法を解説！

「ゆうパックの追跡を見たら『持ち出し中』になっているのに届かない…」

こんな経験はありませんか？

通常、「持ち出し中」になった荷物は当日中に配達されますが、さまざまな理由で遅れることもあります。

本記事では、「持ち出し中」の意味や、荷物が届かない場合の原因と対処法を詳しく解説します。

再配達の方法や便利な受け取り方も紹介するので、ぜひ参考にしてください！

1. 「ゆうパック持ち出し中」とは？基本的な意味を解説
2. 「持ち出し中」のまま届かない原因とは？
3. 「持ち出し中」になっているのに荷物が届かない場合の対処法
4. ゆうパックの再配達や受け取り方法について
5. 便利なゆうパックの活用方法とトラブル回避のコツ
６．まとめ

1. 「ゆうパック持ち出し中」とは？基本的な意味を解説

ゆうパックの配送ステータスとは？

ゆうパックは、日本郵便が提供する宅配サービスで、配送状況をオンラインで確認できる追跡サービスがあります。

荷物がどの段階にあるのかをリアルタイムで確認できるため、受け取りのタイミングを把握するのに便利です。

配送ステータスには、以下のような段階があります。

ステータス	意味
引受	郵便局で荷物を受け付けた状態
発送	配送元の郵便局から出発した状態
到着	配送先の管轄郵便局に到着した状態
持ち出し中	配達員が荷物を持って配達に向かっている状態
お届け済み	受取人に荷物が届けられた状態

このように、荷物はさまざまなステータスを経て、最終的に「お届け済み」となります。

「持ち出し中」が表示されるタイミング

「持ち出し中」というステータスは、荷物が配達担当の郵便局に到着し、配達員が実際に持ち出したタイミングで更新されます。

通常、朝から昼にかけてステータスが更新されることが多いです。

この状態になった場合、基本的には当日中に荷物が届けられることがほとんどです。

ただし、配達状況や地域によっては夕方になることもあります。

「持ち出し中」の後に表示されるステータス

「持ち出し中」の次に表示されるステータスは、基本的に「お届け済み」です。

しかし、場合によっては「持ち戻り」や「配達中止」といったステータスが表示されることもあります。

ステータス	意味
お届け済み	荷物が無事に届けられた状態
持ち戻り	不在などの理由で配達員が荷物を持ち帰った状態
配達中止	配達のトラブルや受取人の都合で配達できなかった状態

「持ち戻り」になった場合、不在票がポストに投函されるので、再配達を依頼する必要があります。

どれくらいの時間で配達される？

「持ち出し中」になってから実際に配達されるまでの時間は、地域や配達ルートによって異なりますが、多くの場合、数時間以内に配達されます。

都市部の場合 → 午前中に持ち出し中になれば、昼過ぎには届くことが多い
地方や山間部の場合 → 配達エリアが広いため、夕方までかかることもある
マンションや企業宛ての場合 → ルートの関係で、最後の時間帯に配達されることもある

例外的に持ち出しが長引くケース

通常は当日中に配達されますが、以下のような理由で「持ち出し中」の状態が長引くことがあります。

配達荷物が多すぎる場合 → 年末年始やセール時期は配達が遅れることがある
天候の影響 → 大雪や台風などの悪天候では、配達が翌日に持ち越されることも
配達ルートの都合 → ルートの後半になった場合、夕方以降の配達になることも
不在が続いている場合 → 配達員が何度か訪問したものの、不在で持ち帰るケース

次に、「持ち出し中のまま届かない原因」について詳しく解説します。

2. 「持ち出し中」のまま届かない原因とは？

不在による持ち戻り

「持ち出し中」になっているのに荷物が届かない場合、最も多い原因は受取人の不在です。

配達員が訪問した際に受取人が不在だった場合、通常は不在票がポストに投函され、荷物は一旦郵便局へ持ち帰られます。

この状態を「持ち戻り」と呼びます。

不在票には、再配達を依頼するための方法や保管期限が記載されているため、確認しましょう。

また、以下のようなケースでは、不在票が投函されずに持ち戻りとなることがあります。

表札や郵便受けの名前が異なり、配達員が住所不備と判断した
玄関前やインターホンが故障していて、配達員が在宅を確認できなかった
大型の荷物であり、玄関先に置き配できなかった

このような場合、追跡サービスで「持ち戻り」になっていないかを確認し、必要なら郵便局に問い合わせるとスムーズです。

配達ルートの都合による遅れ

ゆうパックの配達は、配達員が決められたルートに沿って順番に行っています。

そのため、配達先がルートの後半にある場合、「持ち出し中」になってから数時間経っても届かないことがあります。

特に、以下のような場合は配達時間が遅くなりがちです。

マンションや企業宛ての荷物 → 配達の効率を考え、ルートの最後に回されることがある
住宅密集地や配達件数の多いエリア → 他の荷物とまとめて配送されるため、時間がかかる
特定の時間指定の荷物が優先される場合 → 午前中指定の荷物が優先され、通常の荷物が後回しになる

このような理由で配送が遅れている場合、特に心配する必要はありませんが、夜になっても届かない場合は、郵便局に問い合わせるのが良いでしょう。

天候や交通事情の影響

天候や交通状況も、配達の遅れに大きく影響します。

特に以下のような場合、「持ち出し中」のまま長時間更新されないことがあります。

大雨や台風、大雪の影響 → 配達員の安全確保のため、一時的に配達を中止することがある
交通渋滞や事故による遅延 → 都市部では渋滞が発生しやすく、配達が遅れることがある
年末年始や繁忙期の影響 → クリスマスやお歳暮の時期は荷物量が増え、通常より遅れることがある

このような場合は、配達が翌日に持ち越されることもあるため、追跡サービスをこまめに確認しましょう。

宛先不明・住所不備の場合

荷物の送り主が宛先を間違えていたり、住所の記載が不完全だった場合、配達員が届けられずに持ち戻ることがあります。

宛先不明になりやすいケース

番地や建物名が抜けている
受取人の名前が表札と異なる
旧住所に送られたため、転送手続きが必要

このような場合、郵便局で一定期間保管された後、差出人に返送されることがあります。

もし荷物が届かない場合は、送り主に住所の記載ミスがないか確認してもらうとよいでしょう。

特別な事情による配達保留

まれに、郵便局の判断で一時的に配達が保留されることもあります。

災害や事故による影響 → 地震や火災などが発生した場合、一時的に配達が中止される
配達員の体調不良や業務遅延 → 突発的なトラブルで配達が翌日に持ち越されることも
重要書類などの特別取り扱い荷物 → 確実に手渡しが必要な場合、特別な対応が必要になることがある

このようなケースでは、郵便局の公式サイトやニュースで情報が発表されることもあるため、確認してみましょう。

3. 「持ち出し中」になっているのに荷物が届かない場合の対処法

まずは荷物追跡サービスで最新情報を確認

「持ち出し中」のまま長時間経過しても荷物が届かない場合、最初にすべきことは日本郵便の追跡サービスで最新の配送状況を確認することです。

荷物追跡サービスの使い方

日本郵便の公式サイト（https://www.post.japanpost.jp）へアクセス
「郵便追跡サービス」のページを開く
送り状（伝票）に記載されている　お問い合わせ番号（追跡番号）を入力
現在の配送ステータスを確認

この方法で、「持ち出し中」以降のステータスが更新されていないかチェックしましょう。

もし「持ち戻り」や「配達中止」になっていた場合、適切な対応を取る必要があります。

また、公式サイトの他にも、日本郵便のLINE公式アカウントやスマホアプリでも追跡が可能です。

外出先からでも手軽に確認できるので便利です。

配達時間の目安を考慮する

「持ち出し中」になったからといって、すぐに荷物が届くわけではありません。

地域や配達ルートによっては、数時間から半日ほど時間がかかることもあります。

一般的な配達時間の目安

持ち出し時間	配達の予想時間
午前（8:00～10:00）	12:00～15:00頃
昼（10:00～12:00）	15:00～18:00頃
午後（12:00～14:00）	18:00～20:00頃
夕方（14:00～16:00）	19:00～21:00頃

特に年末年始やセール時期などは、荷物が多くなるため通常よりも遅れることがあります。午後になっても届かない場合は、もう少し待ってみましょう。

不在票が入っていないかチェック

「持ち出し中」のまま荷物が届かない場合、実は配達員が訪問したが不在だったというケースもあります。

不在票を確認すべきポイント

ポストや玄関に投函されていないかチェック
家族が受け取っていないか確認
マンションの場合、宅配ボックスも確認

不在票が見つかった場合は、そこに記載された方法で再配達を依頼しましょう。

もし不在票が見当たらない場合は、郵便局へ直接問い合わせるのが確実です。

最寄りの郵便局に問い合わせる方法

追跡サービスで「持ち出し中」のまま長時間更新されない場合や、不在票が見つからない場合は、直接最寄りの郵便局に問い合わせるのが最も確実です。

問い合わせの手順

日本郵便の公式サイトで最寄りの郵便局の連絡先を調べる
郵便局の窓口または担当の配達課に電話する
荷物の追跡番号を伝えて、状況を確認する
再配達や郵便局での受け取りを依頼する

問い合わせる際には、伝票番号（お問い合わせ番号）が必要になるため、事前に準備しておくとスムーズです。

再配達を依頼する際の注意点

荷物が郵便局へ持ち戻られていた場合、再配達を依頼する必要があります。

再配達の申し込み方法

電話で依頼 → 不在票に記載された郵便局の番号に電話
インターネットで依頼 → 郵便局の再配達申し込みページから申し込み
LINEで依頼 → 日本郵便の公式LINEアカウントから手続き

再配達の受付時間と指定可能な時間帯

申し込み時間	当日再配達の受付時間帯
6:00～12:00	14:00～16:00 / 16:00～18:00 / 18:00～20:00 / 19:00～21:00
12:00～17:00	18:00～20:00 / 19:00～21:00
17:00～23:59	翌日以降の再配達

当日中に受け取りたい場合は、17時までに再配達を依頼するのがポイントです。

また、郵便局の窓口で直接受け取ることも可能です。

不在が続きそうな場合は、窓口受け取りを指定するのも一つの方法です。

4. ゆうパックの再配達や受け取り方法について

不在票があった場合の対応

「持ち出し中」になっていた荷物が届かず、ポストに不在票が入っていた場合、以下の方法で再配達を依頼できます。

不在票の確認ポイント

再配達の受付期限（通常は1週間以内）
保管されている郵便局の名称と連絡先
再配達を依頼できる時間帯

不在票が投函されていた場合は、できるだけ早めに再配達を依頼することが大切です。

再配達の申し込み方法（電話・ネット・LINE）

ゆうパックの再配達は、電話・インターネット・LINEの3つの方法で依頼できます。

① 電話で再配達を依頼する方法

不在票に記載されている郵便局の電話番号にかけて、音声案内に従って再配達を依頼します。

24時間対応しているので、夜間でも申し込み可能です。

② インターネットで再配達を依頼する方法

日本郵便の公式サイトから、オンラインで簡単に再配達の申し込みができます。

日本郵便の公式サイトにアクセス（https://www.post.japanpost.jp）
「再配達依頼」のページを開く
不在票の追跡番号を入力
希望の再配達日時を指定
申し込み完了

③ LINEで再配達を依頼する方法

日本郵便の公式LINEアカウントを友だち追加すると、LINE上で再配達の申し込みが可能です。

日本郵便のLINE公式アカウントを友だち追加
「再配達依頼」のメニューを選択
不在票の追跡番号を入力
再配達の希望日時を選ぶ
申し込み完了

郵便局窓口での受け取り手順

再配達の依頼をせず、直接郵便局の窓口で受け取ることも可能です。

窓口受け取りの手順

不在票を持って、保管されている郵便局へ行く
窓口で「ゆうパックの受け取り希望」と伝える
本人確認書類（免許証・マイナンバーカードなど）を提示
荷物を受け取る

注意点

郵便局によっては24時間対応の窓口がある
保管期限を過ぎると荷物が送り主に返送される
代理人が受け取る場合は委任状が必要

コンビニや宅配ロッカーでの受け取り方法

最近では、郵便局以外にもコンビニや宅配ロッカーで受け取ることができます。

① コンビニ受け取り

ゆうパックの荷物を、一部のローソン、ミニストップ、ファミリーマートなどで受け取ることができます。

申し込み方法

不在票または追跡番号を用意する
日本郵便の「eお届け通知サービス」でコンビニ受け取りを選択
受け取り用のQRコードが発行される
指定したコンビニでQRコードを提示し、荷物を受け取る

② 宅配ロッカー「はこぽす」で受け取る

郵便局や駅などに設置されている宅配ロッカー「はこぽす」で受け取ることも可能です。

申し込み方法

再配達依頼時に「はこぽす受け取り」を選択
受け取り用の暗証番号が発行される
指定した「はこぽす」で暗証番号を入力し、荷物を受け取る

宅配ロッカーなら、24時間いつでも受け取れるため、忙しい人には便利です。

再配達の回数制限や期限について

ゆうパックの再配達には、回数制限はありませんが、郵便局での保管期間には　期限（通常は1週間）があります。

状態	保管期限
再配達を依頼しない場合	最長7日間
再配達を依頼した場合	指定日の翌日まで
郵便局窓口受け取りを希望	7日以内に受け取る必要あり

もし7日を過ぎると、荷物は差出人に返送されてしまうので注意が必要です。

5. 便利なゆうパックの活用方法とトラブル回避のコツ

配達時間帯指定を活用する

ゆうパックでは、受取人の都合に合わせて配達時間帯を指定することができます。

これを利用すると、不在による持ち戻りを減らせます。

指定可能な時間帯

指定可能な時間帯	配達時間の目安
午前中	8:00～12:00
12時～14時	12:00～14:00
14時～16時	14:00～16:00
16時～18時	16:00～18:00
18時～20時	18:00～20:00
19時～21時	19:00～21:00

時間帯指定のコツ

在宅時間がはっきりしている場合は指定する
日中忙しい人は19時～21時がオススメ
確実に受け取りたいなら午前中より午後の時間帯が安全

時間指定は、発送時に差出人が指定するか、受取人が再配達の際に設定できます。

住所間違いを防ぐためのポイント

荷物が「持ち出し中」になったのに届かない原因の一つに、住所不備があります。

これを防ぐために、以下のポイントを押さえましょう。

正しい住所の書き方チェックリスト

郵便番号は正しいか？（間違えると別の地域に送られる可能性あり）
番地や建物名・部屋番号は抜けていないか？
表札の名前と一致しているか？（違う場合は「○○様方」と記入）

また、引っ越し後に荷物を受け取る場合は、郵便局の転送サービスを利用するとスムーズです。

追跡サービスの活用術

ゆうパックの追跡サービスをうまく使うことで、荷物の到着状況を把握しやすくなります。

活用ポイント

配送ステータスが更新されるタイミングを確認する
荷物の遅延がないかチェックする
必要なら早めに郵便局に問い合わせる

また、追跡サービスはスマホアプリやLINE通知サービスでも利用できるため、こまめに確認すると便利です。

受け取りやすい場所を指定する方法

忙しくて受け取れない人は、郵便局やコンビニ受け取りを活用するのがおすすめです。

受け取り方法	特徴
郵便局窓口受け取り	本人確認が必要だが、確実に受け取れる
コンビニ受け取り	24時間営業の店舗なら深夜でも受け取れる
宅配ロッカー（はこぽす）	非対面で受け取れるので便利

「再配達を依頼するのが面倒」という人は、最初からコンビニやロッカーでの受け取りを指定するとスムーズです。

速達やチルドゆうパックなどのオプション活用

ゆうパックには、通常配送以外にも便利なオプションが用意されています。

オプション	特徴
速達（ゆうパック当日配達）	できるだけ早く届けたい場合に利用
チルドゆうパック	冷蔵・冷凍が必要な食品などに最適
ゴルフ・スキーゆうパック	旅行先やゴルフ場に直接送れる
セキュリティゆうパック	貴重品や重要書類の配送に適している